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2018年12月 5日 (水)

番外編 (DeepSkyStackerの操作 彗星編)

この操作については既に詳しく解説されているサイトがありますけど、先日パラメーターのことを書きましたので、こちらにご訪問いただいた場合に、いろんなサイトを行ったり来たりしなくても済むようにと思い、蛇足かも知れませんが取り上げました。

彗星のスタッキングは通常(恒星)のスタッキングをしてからの操作となります。

DSSでは以下の3つのモードでスタッキングできます。

・恒星基準(Standard Stacking)
  このモードが何故あるのかよく分からないんです。
  始めに恒星基準でスタックするんだからいらないのでは?
  選択したことは無いのですがもしかしたら結果が違うのかな?

・彗星核基準(Comet Stacking)
  彗星核を指定してスタックします。
  彗星がハッキリし、恒星は彗星が移動する分流れます。

・彗星核基準&恒星基準(Stars + Comet stacking)
  上記2つを合成するみたいでその分時間がかかります。
  彗星核も恒星も止まった画像になります。


先に彗星核を指定する際の画面まわりについて触れておきます。

左メニューの「Registering and Stacking」枠をクリックすると各ファイルの画像を表示することが出来ます。
1st_3

①ファイルを選択すると画像が表示される。
②すると、右に新たなメニューが表示される。

この画像内で彗星核がどこにあるのかを指定し登録をするのですが、その際の画面操作は以下の通りです。

まず画像が暗く、彗星の位置が分からないので明るさの調整をします。
6th_2


次に彗星の位置を流れ星マークをクリックしてから指定しますが、その前に・・・。
3rd_3

フロッピーマークをマウスで右クリックします。

すると選択肢が3つ表示されます。
4th_2

中段の「Don't save without asking」が選ばれていますので、「Save without asking」を選択し直しておきます。
5th_2

本来、彗星核を指定した後にフロッピーマークを押してその位置の登録をするのですが、これが面倒くさいのです。

つい登録し忘れてしまうこともありますが、これを選択しておくと、次のファイルを選んだときに自動で登録されるので登録し忘れることが無くなります。




さて、本線に戻ります。

一度、普通にスタッキングをし恒星などの情報を登録します。

と同時にDSSがファイルの善し悪しを判定してくれますのではじかれたファイルのチェックを外しておきます。
14th_2


いよいよ彗星核の指定です。

ファイルを一つ選んで画像の明るさを調整したら、彗星の上にマウスカーソルを置いてホイール操作をし画像を拡大します。

一気に拡大すると彗星が画面から外れてしまうので、少しづつカーソル位置を修正しながらホイール操作をしてください。

一番大きく拡大すると中心を指定しやすいと思います。
10th_2

緑の枠がDSS上のカーソル、紫の円が彗星核を指定すると表示される円です。

ここで注意すべきことが・・・。

1度目のスタッキングで基準星として検出された彗星は、マウスを近づけるとDSS側で彗星の位置にカーソルが飛んでくれますが、そうでない時には選択できません。(その確認は右のメニューの赤十字(Edit Stars Mode)で確認できます)

その場合はシフトキーを押しながらマウス操作をしてください。

緑の枠がマウスカーソルと一緒に動くようになります。

位置が決まったらマウスの左ボタンを押して決定します。

ちょっと違ったかなと思ったら、何度でも押し直して位置決めしてください。


「Save without asking」を選択している場合は次のファイルを選び彗星核の位置決めをします。

そうでなければフロッピーマークをクリックして位置の登録をしてください。

登録するとファイル情報の一番右の「#Stars」欄に”+(C)”が付加されます。
11th_2

登録できているかどうかはここで判断出来ます。


以上の操作を繰り返してスタッキングするファイル全てで彗星核の位置指定を済ませます。

※天文リフレクションズでこの詳細が特集されていましたね。
この記事は蛇足でした(^^;)
しかもそちらでは彗星核の指定は全てやらなくてもよいとのことです。
どのくらいの割合で「Stacking parameters...」に「Comet」タブが表示されるのか分かりませんが、5枚程度彗星核を登録すればスタックできるそうです。
DSSのユーザーマニュアルではすべてのライトフレームに対して彗星核の指定をすることになっていますが、処理後の画像を見る限りこの技を使った方が効率が良さそうです。

※この件についてもう少しユーザーマニュアルをGoogle翻訳で読み込んでみました。
すると・・・。

[彗星]タブは、少なくとも2つのライトフレーム(基準ライトフレームを含む)に登録された彗星がある場合にのみ使用できます。
という一文が見つかりました。
これは推測ですが、軌道が変わらなければ最初と最後のライトフレームで彗星核を指定しておけばいいのではと思われます。


またこんなヒントも・・・。

DeepSkyStackerは、彗星中心が設定されていない時間枠内のすべてのライトフレームで、彗星中心の位置を自動的に(スタッキングする直前に)計算します。
これを行うために、最初の画像と各画像との間の経過時間を使用して、彗星の位置を補間する。
これは!なんだやるじゃんDSS!!!って感じです。



※20181206追記
彗星核の位置指定の必要フレーム数は、最初に星の検出を行う「Register checked pictures...」の「Register settings」ダイアログの「Advanced」タブで設定する「Star detection threshold」の設定と関係があるようです。
%を高くして検出される星の数を少なくすると必要フレーム数は多くなります。
デフォルトの10%ぐらいにしておくと2枚とか少ない枚数で済むようです。

自分はPCの負担を減らすために星の検出数を100前後に調整するのですが、これだと20枚のスタックをするのに10枚以上の彗星核位置指定を必要としました。
30%に設定し直して検出される星の数を200前後にして再レジスト後に試したところ、2枚に彗星核位置の指定をしただけで「Comet」タブが表示されスタック処理が出来ました。
実際にテストしたところでは、最初のフレームと最後のフレームの2枚に彗星核を設定しただけでシッカリと彗星核基準のスタックが出来ました。

彗星の位置を計算するために必要な星の数と彗星核の位置指定の必要フレーム数は相関関係があるみたいですね。



そしてスタックに移りますが、「Register checked pictures...」で星情報の登録は済んでおり、且つ、スタックしないファイルのチェックは外してあるので「Stack checked pictures...」を選びます。
15th_4  


「Stacking parameters...」を押します。

「Comet」タブで希望のスタックモードを選んでスタックさせます。
16th_2


後は待つだけ。

数分後。
17th_2

出来上がりです。


難しくはないでしょ?

だけど、核の位置指定が面倒ですね。

ステライメージでは最初のファイルの位置と最後の位置から自動で彗星核の位置を判断してくれるみたいですけど、向こうは有料ソフトですから比較しても仕方がありません。

楽しみながら彗星核の位置指定をしようじゃありませんか(^^;)

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