番外編 (バーティノフマスクって双眼鏡にも使えるんじゃない? 完結編)
先日、港内で冬鳥のチェックをしていたら、赤道儀の極軸の調整をしていたらしきオジサンを見掛けました。
今時の赤道儀ではなさそうで、GPDとかMS-3とかの緑色っぽいヤツでした。
声を掛けようかな?と思ったけど、調整中に邪魔するのもなんだな、と思い直して通過しました。
久し振りに天文趣味を復活させたのか、ヤフオクとかで中古を購入したのか、はたまた、熟練ベテランの単なる機器チェックなのか・・・。
チェックし直した赤道儀での観望&撮影が楽しそうだなぁって勝手に妄想で楽しませてもらいましたよ。
なかなかいい天気にならないのがもどかしいですね。
さて、夕食の片付けが終わってから表題のネタの終結を迎えるべく工作を始めました。
おもちゃの旋盤でサクッと材料を切り出して、JWWにてバーティノフマスクパターンを印刷、そして、玄関正面上空に見える火星で効果の確認を終えました。
全部で90分くらい掛かりました。
あ、前回、「Nikon Tropical 7x50」のマスクを完成させ、それを「KOWA SV-50」に流用することを考えていたのですが、どっちでマスクを使う必要があるのかを考えてみたら、10倍の「KOWA SV50-10」で使う方が意味があるとの結論に至り専用のマスクを作ったのです。
これで、このシリーズ完結です。
同じ口径50mmと言ってもダハ式の「KOWA SV50-10」は細身なので「Nikon Tropical 7x50」との共用ではかなり都合が悪いのです。
昼間の内にホームセンターで水道用部材の呼び径50の継手を80円弱で購入し、必要なところだけを切り出しました。
この継手の内径は「SV50-10」にジャストフィットなのです。
効果の確認は手持ちで簡易的に済ませましたが、実際の使用時は三脚に固定してマスクを使うのでじっくりとピントを追い込めます。
手持ちでも火星ではハッキリとパターンが見えましたよ。
一等星など明るい恒星なら十分に使用できます。
これで両目を開けたままピント調整が出来るので、少しの間、瞼を閉じているとピントが変わってしまう不便な目を持つ自分でも、快適に双眼鏡で星空散歩が出来ますよ!
※20181127追記
「KOWA SV50-10」にこのマスクを付けてカペラと火星を見た写真を貼っておきます。
カペラでピント合わせ。
火星でピント合わせ。
スマホでの撮影なので実際とはかなり違います。
肉眼では光条がもっと長く見えていました。
両眼を開けたままピント合わせが出来るのは、自分にとっては凄くメリットがありました。
ピント合わせをした後の違和感が無くなりましたよ。
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