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2018年11月18日 (日)

番外編 (DeepSkyStackerのパラメーターを弄ってみた その3)

このシリーズ、これで終わりです。

今回はスタック後の画像を「DSS」上でレタッチします。

普通は「DSS」では何もせず、「PhotoShop」とかのレタッチソフト、いや、もっと言うなら「ステライメージ」で処理をした画像を「PhotoShop」という流れだと思うんですが、これらのソフトって高いんですよね。

対して「DSS」はフリーソフトです。

一応、レタッチの機能まで含まれているんですよね。

ただ、その方法が良く分からないのです。

これまでに使ってきた経験で体得した方法について書きますよ。

なので、本来は間違った使い方をしているかもしれません。

他のやり方でもっといい方法があるのかも知れないと断っておきますよ。



では、始めます。

前々回前回の手順で撮影した画像をスタックするとこんな画面になります。
After_stack

色は失われて”なんじゃコリャ”的な出来上がりです。


先ずは、「Saturation」タブで彩度を上げます。
Saturation

経験的に20~25%の間ぐらいが良いと思いますが、これは人によって感じ方が違うと思いますので、自分の好みに最後に調整し直してください。

とりあえず、ボヤっとした画像では作業が出来ませんので判別が出来る画像にするのです。


次にRGBレベルを揃えて画像に適用します。
1st_rgb_levels

▲スライダーはマウスでクリックしてからカーソルキーを使うとコントロールしやすいです。


次にヒストグラムを整える作業に入ります。
2nd_rgb_levels

まず、山の高さを揃える為に左端の▲スライダーを調整します。

スライダーを右に動かすと山が低くなり裾の(幅)が広がります。


高さを大体合わせたら位置合わせです。

トーンカーブが立ち上がって右側に曲がり始める辺りにRGB各色の山を重ねます。
3rd_rgb_levels

「Apply」ボタンを押して変更を適用してください。

更に色合いの調整をして追い込みます。

この例ではグリーンの山の明るい側がはみ出ている為に緑がかった色合いになっています。

なので今度はグリーンの右端の三角スライダーを調整します。
4th_rgb_levels

グリーンの山がズレるので他の色に位置を合わせます。
※ヒストグラムはヒストグラム上でマウスホイールを操作することで拡大することが出来ます。自分は見やすく拡大して調整していますよ。

各色の山が揃うとバランスの良い色合いになります。

ヒストグラムってそういうモノでしょ?

揃ったら「Apply」ボタンを押して結果の確認をします。

好みの色合いのなるように、この作業を繰り返します。



色合いの調整が終わったら明るさの調整をします。
1st_luminance

「Luminance」タブの中段、「Midtone」の下側のスライダーでトーンカーブ全体を左右に動かして調整をします。

明る過ぎると思えばスライダーを右に、暗すぎると思えばスライダーを左に動かし「Apply」ボタンを押します。
2nd_luminance


やり直したくなったら「Reset」ボタンで元に戻ります。

ちょっと前に戻りたいときには「Undo」ボタンでどこまで戻れるかわかりませんがある程度戻れます。
Undo_redo

これで、まぁ満足できるレベルになると思います。

画像の保存は左側にメニュー欄「Processing」から「Save picture to file...」ボタンを押して保存してください。



さて、ここからは更に星雲とか強調してみようというステップです。

画像が表示されている範囲はヒストグラムの山がトーンカーブと接している領域(だと思っています)なので、ヒストグラムの裾のを拡げてやればトーンカーブの調整がもう少しやりやすくなる、という発想です。

拡げすぎると画像が荒れるみたいなので、適度に調整します。

先ずはここから。
5th_rgb_levels

左端の▲スライダーを右に移動させます。

各色同じように操作し、先程のように山を揃えて重ね合わせます。
6th_rgb_levels

山が拡がってトーンカーブと触れる範囲が広がった分コントラストが上がります。

それによって明るい所と暗い所の差がよりハッキリしますので、結果的に星雲が強調されるという訳です。


更に、トーンカーブを調整するとよりハッキリします。
3rd_luminance

ちょっとやり過ぎたかもしれませんが、効果はテキメンでしょ?


「Photoshop」等のレタッチソフトを駆使できる方はこの方法を使わずに、もっといいモノが出来ると思いますが、結構難しいんですよね。

星マスクや星雲マスク・調整レイヤーを何枚も貼って・・・まだ、自分はそのレベルは上手く出来ません。

大体いつもこのようなやり方で「DSS」で殆どの処理を済ませて、レタッチソフトでアップロード用に画像サイズの調整をする、って感じです。

最近は少しだけ「Photoshop」も使えるようになってきたので、いろいろ試している最中です。



最後に、スタック直後の画像と上記の操作後の画像を貼っておきます。

ビフォー。
1st_m31

アフター。
Final_m31

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コメント

DSS彗星を固定してコンポジットくらいしか使ってませんでしたが、うまく使えば良さそうですね
結構、処理速いんですよね...

フリーソフトなのにすごく使えるヤツなんですよね。
あれで作品を作っているのは見たことないような気がしますが、スタックの枚数を増やしたら滑らかな画像が出きるのかいつか試したいと思っています。
自分の今の撮影スタイルでは無理っぽいですが・・・。  

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