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2018年8月 7日 (火)

超ミニ旋盤「TZ20002MR」の組み立て方

先日、ふと思い立ってホームセンターの工作室を使ってみました。

大体のお店が店内で買った物の加工であれば無料で開放しているようです。

今の時期、庭の青空工作室で作業をしたら、下手すりゃ死んでしまいます。

ちょっと作りたいものがあり材料も買わなければならなかったので、その下見をしている時に無料で使える工作室がどんなものなのか気になって見学しました。

流石にフライス盤とかはありませんが、高速切断機・ボール盤(いいヤツ)・ベルトサンダーなど自分が作りたいもので使いそうな機器が揃っていましたよ。

そこで店員さんに使い方を聞いてみたところ、利用できるのは買い物をした当日のみで、そこに置いてある道具は自由に使っていいとのことでした。

早速材料を買って、一旦家に戻り、材料に寸法などを罫書いてから、エアコンの利いた工作室を利用すべく、再びお店へ行きましたよ。

ですが、少し誤算がありました。

機器は揃っているのですが消耗品は滅茶苦茶だったのです。

自分がやりたかった作業は、5mm厚のアルミ板を寸法通りに切って必要な個所に4mmの貫通穴を10カ所、それを2枚作りたかったのですが・・・寸法に合うドリルが無かったのです。

下穴を2mmで慎重に位置決めしながら空けてから、さて、3mmと4mmのドリルは?と探すと無いのです。

店員さんに「4mmのドリルがありませんが・・・」と聞くと、「そうですか、無いものは買っていただくしかありません」だって!!!

その他に高速カッターも全然切れず、材料がチンチンに熱くなっちゃいました。

道具や消耗品類の持ち込みは禁止なので、結局、家に帰ってから残りの作業をしました。

う~ん、残念。

折角、無料開放していていいイメージを抱いたのに、やりたい作業が難しいわけでもないのに完了できず、かえって不満だけが残りました。

道具類もいろんな方が使うからでしょうか、コンディションが悪く、あれでは何のために道具を揃えているのか、本気でDIYを推奨しているとは思えませんでしたよ。

あ~ぁ、家に工作室があったらなぁ・・・という思いが強くなる一件でした。

まぁ、家ではドリルでの穴空けだけで済みましたから、使い分けを考えればいいということでしょうか・・・。




前置きが長くなりましたが、今日のネタはその工作で作ったモノを使っている超ミニ旋盤「TZ20002MR」の組み立て方についてです。

自分はこのオモチャの旋盤をヤフオクで手に入れました

前オーナーが個人輸入(多分アリババかな?)で手に入れ、結局使えずに手放したものです。

何の説明書も、というか製品以外は何も入っていなかったということでした。

パーツのチェック表も無いので、本来、何が何個あるとかすらも分からなかったらしいです。

自分が手に入れた状態ではすでに組み立てられていました。

梱包材もその形状に合っていたので、組み立てられた状態で送られてきたようです。

手元に来てから一度バラして、アリババのサイトの組み立て方をみながら、組み立て直しました。

その状態ではどう見ても使い物になりませんでした。

理由はこちらで。

組み立て方を工夫してやり直してみましたよ。

それからいろいろ作ってみて、この方法で問題なさそうなので参考になればと思ってネタにしてみました。

このオモチャの旋盤を使っておられる方がそんなにいるとは思えませんが、困っているようでしたら試してみてください。

それでは、アリババのサイトの組み立て方の画像を無断拝借(許してね!)して説明していきます。

最初の画像から進めていきます。
1_1


いきなり核心部分が来ました。

ここ注意してください。
1_2

Z013系のパーツで固定してはいけません。

次。

ここはこのままでいいです。(自分はこの通りにはしていませんけど)
2_1


次。

ここもこの通りでOKです。
3_1

次。

ここは2つに分けて説明します。
4_1

先ず写真上段のスライドユニットの固定。
4_2

ここは2ヵ所でZ013を使うので締め付けてもズレが起こりませんからしっかり固定してください。

専用台があるのでしたら締め付けずに台と固定するパーツでしっかりと固定する方が良いです。(自分は4.5mm厚の鉄板にZ043を複数使って固定しています)

※使用するネジですが、+ネジはネジ山を潰しやすいです。自分は全てのネジを六角レンチが使えるキャップボルトに交換しています。その方がシッカリ締め付けられるのでお勧めです。


そして写真下段の背面板での固定。

4_3

この板でシッカリと固定します。

最初の写真で出てきたZ013系のパーツは各ユニットが浮き上がらないようにする目的で使います。

ズレが起きないぐらいの弱い力でネジを絞める程度で十分です。


組み立て説明の続きですが、これ以降は特にポイントはありません。

5_1

6_1

自分の旋盤にはこの最後のパーツ(チャックと刃物台が当たらないようにするストッパー)が付属していませんでした。

L字金具で自作しましたよ。



さて、以上でチャックのセンターと心押し台のセンターが合い、モーターの回転軸とスライドユニットはほぼ平行になったと思います。

この組み立て方で劇的に精度が上がります。

詳しくはこちらで。




最後に・・・。

この旋盤は非常に小さくて軽いのでハンドルを回して削ろうとすると簡単に動いてしまいます。

加工に専念したい方はひと工夫が必要です。

例えば、アリババでこんな専用固定板を手に入れるとか・・・。
F003_fixed_plate

1,500円ぐらいで売っています。

ABS樹脂で厚みもあるけど、これだけでは何かに固定しないといけないかもしれません。

自分は専用台を作りました
Dscn6998

4.5mm厚の鉄板を木枠で囲んであります。

旋盤は鉄板に固定されていますので、ハンドルを回そうが何をしようが本体が動いてしまうことは皆無です。

ついでに紹介しちゃうとモーターユニットも心押し台もアルミ板2枚で前後から挟み込んで固定しています。

Dscn7001

これは冒頭に書いたホームセンターで加工した5mm厚のアルミ板。


そして心押し台はもともと付属していたアルミ板2枚で挟み込んでいます。
Dscn7000

これに4爪チャックを使用していますので心出し精度は0.01mm以内の誤差です。



この機種をお使いの方で精度が全く出ずに困っている方の参考になれば幸いです。

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